院長ブログ




2008/4/21

開院して丸一年が経過いたしました。 春の嵐ですね。
花盛りだった桜の花も、あの強風と豪雨のうちに、一瞬で淡いピンクの名残のある葉桜へと変えられてしまいました。
アンコールの用意されない舞台のフィナーレのようで、後腐れの一切ない、潔さまで感じるほどの幕引きでした。お見事です。

花が去り、新緑の葉の色にも深みがでてきましたね。春の浮かれた気持ちに釘を刺すかのような、新しい始まりの四月を実感しております。
入学や新学期、新年度の始まりに際し、気を引き締め直す時期なのですね。

おかげさまで、開院して丸一年が経過いたしました。
思えば一年前のこの頃は、メディカルモール・たまプラーザ開院前の内覧会を開催し、500人近い方にご来場いただきました。
その時に足を運んで下さった方が、最近でも初診来院をいただいております。
普段なかなか見る事のできない医療機関の内部までじっくりと見ることのできたこの機会のインパクトは、やはり相当強かったのでしょうか。

この一年は本当にあっという間で、おそらく私の人生のなかで一番早く過ぎ去ったと感じるほどではなかったのでしょうか。
やるべきこと、やりたいこと、まだまだ実現できないこと、多々ありますが、一年を振り返って、更なる充実を目標に、あらたな一年を無駄の無い年にしたいと思っております。

よ診療室の増設準備  いよいよ診療室の増設準備も進み、先日ついに新しい診察台が搬入されました。
先頃に当コラムにて椅子の色の悩みをお伝えいたしましたが、決定された椅子の色は、歯科医院には割と珍しいダークブラウンにいたしました。
この診察室は、インプラントや種々のオペを行うことを主に使用を目的として当初より設計をしておりまして、特殊な治療を行うのに適した椅子を配置いたしました。
なので調度品や家具との色合いも、落ち着きのあるブラウンで統一いたしました。
これから家具が搬入され、間もなく診療を開始できます。私もワクワク!しております。

新しい年度の、新しい取り組みの第一歩!しっかりと、踏み外さないよう、頑張りたいと思います。

患者様の中本様より、奇麗なシンビジウムを頂戴いたしました。
早速受け付けカウンター上に置かせていただきました。
ありがとうございました!





2008/3/30

目黒川の桜  先日、中学校時代の同窓会がありました。

20数年ぶりに会う友人達は、もちろん生活背景はすっかり大人になっていても、久しぶりーなんて話してみては、おかしなぐらいに変わっていませんでした。
卒業アルバムを眺め、枠に収まった20年前の写真と、そこから20年経った目前の友人を見比べながら、すっかり忘れていた色々なエピソードを紐解き、爆笑しつつの楽しい時間は、お酒のつまみとしては最高でした。

 あっと言う間でしたが、久しぶりに「腹から」笑った、素敵な時間でした。友人達ありがとう。

 実は会に顔を出す前にちょっと寄り道をしました。

桜の見頃もピークを迎え、国学院大学脇の遊歩道も見事に桜のトンネルになりました。
十分に見応えのある景観でしたが、もう一つ私の大好きなお花見スポットへ。

 都内のお花見どころとしては有名ですが、目黒川沿いです。
ここは川の両端に桜並木が続き、長い長い桜の花道が延々と続きます。
川沿いの道すがらですので、宴会もあまり多くなく、静かに桜を眺められます。

目黒駅近辺になりますと川幅も拡がり、視界の両端に二本の花道が延びる光景が眺められるのですが、私はもう少し川幅の狭い、中目黒・池尻大橋近辺が好きです。
 土手から延びた桜の枝は、向かう場所を川面にむけて下方にグンと伸び、そこにボタ雪のような見事な花がつくのです。
いたる所に橋があるので、川面の真上、橋の真ん中から遠く眺めると、普通は下から見上げる格好になるはずの桜の花が、足下から頭上まで、視界いっぱいに広がるのです。
 桜の木の中に頭をつっこんでしまったかのようなこの眺めは、まるで花達が迫って来ているような錯覚に陥るほどの迫力です。

 私は学生時代にスキー部に所属していました。長い合宿の中で、時々夜に自主練で一人ナイターを滑りに行くことがありました。
そんな時、ごくたまにですが、まったくの無風なのに、本当にシンシンと音が聞こえているかのように雪が降る日があります。
 静まり返ったゲレンデの、真っ暗な夜空から静かに落ちる雪の中を、切り裂くように思い切り飛ばして滑っていく時の視界には、無数の雪が目の前イッパイに自分に向かって迫り来るかのように見えたものです。

 ここで桜を眺めていると、まるで雪のような桜の花達がそんな光景を彷彿させ、いつもその頃 ハタチの学生の頃の気持ちを思い出します。

 15歳の中学生気分やら、ハタチの学生気分やら、なんだか色々と昔の気分に戻っては、ずいぶんとおじさんになったなぁ、なんて思ってしまう、ちょっぴり複雑なキモチのお花見となりました(笑。




2008/3/24

夜桜 花の香りが街のあちこちから薫る、まさに春の陽気を迎えました。
今年は例年より早く、桜の開花予想が出たようですね。
たまプラーザには、有名な桜並木や国学院付近の遊歩道で、すでに蕾がだいぶほころんできているようです。


 帰宅途中、まだ七分咲き程度でしたが、鷺沼駅の前の街灯に照らされた夜桜がとても奇麗で、思わず車を停めてしばらく眺めてしまいました。

椿と桜  常々思っていたのですが、桜の木は本当に不思議です。
花のついてない季節は、木を見てもほとんど、というか全く気にするようなことがないと思います。
木陰となって、日差しを遮ってくれる真夏の頃に、少し近づくことがある程度でしょう。
わざわざ足を止めて、葉の茂る枝振りを、繁々と眺めることなどほとんどありません。
ましてや、そこに桜の木が存在していることすら忘れてしまっていることのほうが多いでしょうか…。

 しかしこの時期、桜の木はまさに自分の存在を誇示するような、まるでスポットライトに照らせられたスターのように、人々の関心を独り占めするのです。
普段は灰色の街に一斉に華やかな色をつけ、眺める人を誰一人として不快などにはせず、その生命力を一心に咲き誇ることに尽くす桜の木…。

 眺めているだけで、人の心をこんなにも楽しませてくれる。それは、たったわずか数日の満開の日が、そのような気持ちにさせているのかもしれません。


 不思議だなぁ。
 誰かが、誰かのために作った訳ではないのに、まるで人の目を楽しませるために生まれたようなこの木。
きっと縄文や弥生、またはそのもっと昔から、人々はこの花を楽しんでいたのでしょうね。

 今年は是非ゆっくりと、楽しみたいです。




2008/3/15

ロゴマークの隙間から見える桜 穏やかな、暖かい日が続きますね。
3月の半ばにして、ようやく春の訪れを感じさせる柔らかい日差しになってきました。
冬のコートの出番も減り、少し身軽になって出かけることができると、なんだか気持ちも軽くなります。
しかし、気持ち良いのは日中だけで、春の音に心浮かれて晩の冷え込みまでは気が回らず、帰り道の駅のホームで足踏みすることもしばしば…
ここにきて体調を崩される方が多く聞かれます。皆様お気をつけください。


桜  そんな麗らかな日差しのなか、こうづま歯科医院の診療室では、一足早くお花見ができました。
 丁度、オレンジ色の診察室の窓の向こう、こうづま歯科のロゴマークの隙間から、かわいい花がよく見えます。

 ずいぶん前から咲いていたこの花、私はずっと梅の花だと思い込んでいました。 しかしなんだか様子が違う… ん?と表にでて見てみると、どうやら桜の花でした。
 昨年、このビルの竣工に際し植えられたこの木は、まだ植えられて日が浅いせいか、少し時差ボケしてしまっているのかな? 暖かな日に、珍しく窓を開けて診察していた時には、地下へと流れる水のせせらぐ音と共に桜の花の香りも漂い、小川のほとりでお花見しているような気分で気持ち良く診療できました。 その時に診察していた患者様は、気持ち良く爆睡していただいたようです(笑
 厳しい冬の終わりとともに、慌ただしくも新しい変化の多い季節がやっと始まりました。


 私事ではございますが、春の訪れと共に、先日 第二子を授かりました。
 ご心配をおかけいたしました患者様や関係者の皆様には、あらためて御報告申し上げいたします。  おかげさまで、母子ともに健康でございます。ありがとうございました。
赤ちゃん  世の男性の大多数がそうであるように、私も生まれた赤子を抱き上げるまでは、二人の子の親となる実感はまったくありませんでした。 むしろ出産直前までロビーで仕事のために脳を使っていたほど…出産を控えた妻をはじめ、世の女性には大変申し訳ありませんが、お腹を痛めることのない男性は、陣痛が始まるあの瞬間には、到底無力でいささか無責任ではありますよね…。
 しかし生まれた赤子を抱き上げると、ホントに都合が良いもので、急に父親の実感が沸き上がり、守る気力がみなぎる、そういうものなのです。
 私の指の関節一つ分しかないこの小さな手が、それでも必死に掴むその儚い力を、守っていくのは私の使命なのだと感じております。
 世界で一番安全で、安心できるお母さんのお腹の中から、この辛いことや不安でイッパイの世の中に出てきてしまった赤ちゃん。
勇気を持って飛び出したこの世界で、生まれてきて幸せだったと思う瞬間をたくさん与えてあげられるよう、頑張っていきたいと思います。
 寝不足でクマがついた目をしていましても、皆様 突っ込まないでくださいね(笑




2008/3/05

先日の休診日、久々にオフをいただきました。3月5日01

午前中はジムで身体を暖め、汗を流しました。
意外と体力勝負の歯科診療では、細かい仕事での集中力も然ることながら、背中や肩の筋力を長時間ジワジワと使います。
先頃読みました「佐藤可士和の超整理術」の中でも、デザイナーである佐藤さんのあれだけのハードワークの影には、週2回のバランスボールを使ったインナーマッスルの鍛錬も、良い仕事をするための非常に大きなコンディショニングになっていると書かれておりました。

3月5日02 以前にも書きました、東京の中野から自転車でたまプラーザまでお越しになる患者様にも、良いお話を伺いました。トライアスロンもなさるその患者様は、41才にして、代謝年齢は現役の大学生並みだそうです。その秘訣は、自転車や水泳のように、長時間ダラダラと運動することだそうです。中野から千葉県松戸までも自転車で通う事のあるその患者様の真似はとてもできませんが(笑)、男性の健康維持のための良いヒントをいただきました。



3月5日03 良い診療をするためには、私達のコンディショニングも整っていることが必須なのだと思います。
今ではメディカルモールの目の前にジムがあることが、とても幸せに感じております。
午後になって久々に散髪をしに行きました。
間近に迫った新たな地下鉄の開通に伴い、着々と工事が進められている原宿の街並は、どんどんと変化していました。 原宿駅付近から大変貌を遂げた表参道への下り道、あの大きな歩道橋も、通りに面した右手のマンションも、そしてラフォーレ前の交差点にも、今後大きな再開発が予定されているそうです。

ブランドビルの立ち並ぶ表参道と、最先端のファッションや隠れ家の街の、裏と表の原宿とが一つに繋がり、日本屈指の情報発信スポットになるのでしょう。 楽しみですね!

3月5日04 ご無沙汰していたM’sの福井さん、最近は上戸彩さんの担当もなさっていて、とてもお忙しい様子でした。 しかし、こと自転車の事と生まれたばかりのお子さんの話になると話題も一転、尽きぬ話で、父親談義に花を咲かせていただきました。 おかげさまで私もサイクルライフを楽しませていただいております。
散髪後、変化した街を探索に。 迷路を進むネズミの如く、キョロキョロと探っては、ほほ〜っと溜め息をつき、また次のビルに。 細い路地のその先にまでも、新しいお店がびっしりできておりました。この変化についていく事は、今の私にはほぼ不可能なのでしょうね…。
そんな探検の果てに、34歳一児の父は、年甲斐もなく一目惚れをしてしまいました。
御相手は真っ白い。。。折りたたみ自転車です(笑

3月5日05 タイヤもフレームも真っ白で、ワンポイントのグリーンの葉っぱのマーク。まさにうちの診療所のためにあるようなカラーリング! しかもギヤ付きなので、坂の多いたまプラーザの街でも軽〜く疾走できそうです。

欲しい。。。欲しいなぁ〜っと考えることしばし。衝動買いの衝動をなんとか抑え、何度も振り向きながらトボトボと足を帰路に向けました。 これ以上自転車だけが増えても…  ねぇ? 足は2本だし…。 うんうん、そうだそうだ。と無理矢理自分を納得させながらも、短く切ったばかりの後ろ髪は引っ張られます。

身も髪も軽くなったオフの日、最後に大きな悩みを抱えての終わりとなりました。
あぁ、やっぱり欲しいなぁ。。。(笑




2008/2/21

 先日、子供の美術教室の展覧会が開催されたので、上野の森美術館に行ってきました。
上野の森美術館  毎年、アートフォーラムあざみ野で開催されていたのですが、今年は全支部を集めての大規模なものでした。
絵画だけでなく、陶芸や工作なども行うこの教室に、いつも子供は夢中になっています。
私も一度陶芸の回に参加したのですが、そばにいる子供の存在を忘れてしまう位に夢中になってしまい、先生にも呆れられてしまいました。
 頭のなかに浮かんでくるイメージを、見える「カタチ」にする作業はとても刺激的で、たぶん右脳をフルに使っているのでしょうね。
あの次々とイメージが連鎖して浮かんでくる感覚は、いくつになっても面白いものです。

上野の森美術館  上野の森、木々の間に1000メートルの白布を巻き付け、そこに自由な発想で絵を描いたり、洗濯バサミとストローで、お散歩怪獣を造ったりと、イベントも様々。
真剣な面持ちで工作をしている子供達の横顔や、出来上がった工作で走り回って遊んでいる姿を眺めると、モノヅクリの大切さを感じずにはいられませんでした。
 たくさんの子供達の出展絵画を見て回りました。年少さんから、もうほとんど大人と一緒の小学校高学年の子の作品まで、実に様々。
絵は心の写し鏡とはよく言ったもので、その絵の対象物や色使い、構図などから、その絵を書いた子の、心の模様までも楽しむことができます。
 幼稚園児の作品は、とにかく元気!
 そして自分の大好きな物の絵がほとんどでした。
しかし、だんだんと大人になっていく小学生の絵を学年別に眺めていくと、シンプルだった子供の心から、段々と複雑な、背伸びをしたい大人の心への変化がまざまざと描かれておりました。
きっと人生のなかでも、もっとも変化の多い年頃なんでしょうね。
今からその波の中に子供を送り出そうとしている私にとっても、大変勉強になりました。

上野の森美術館  私も子供の頃に美術教室に連れられていました。絵を書くだけでなく、ペイントアートや粘土細工もやったり…
でも、そこの先生がいつも苦手で…今思うと岡本太郎先生のような方で(お名前はゴロー先生でした 笑)、「芸術は爆発だー!」的なノリが当時の私には怖かったのでしょうね。
いつも泣いて、教室に行くのを拒んでいました。
 今でも母にはその時の話を苦労話としてよく聞かされます。。。
 実家から掘り起こされた、私がウチの子供と同じ年頃の時に書いた作品を、先日子供と一緒に広げました。
パパの方が上手だ、こりゃなんの絵だ?
 これは怪獣かな?
 なんて言いながら一枚一枚を紐解いていくと、なんとも言えない懐かしい気持ちになりました。
絵は心の写し鏡。忘れてしまっていた子供の頃の心を、ほんの少し思い出せたような気がした一時でした。




2008/2/14

寒い日が続いておりますね。

 冷え込みの厳しい朝は、あの肌がキリッと切れるような空気感が気持ち良く感じます。
なんとなく鼻の奥がツーンとするような感覚がありますよね?
 あれ?私だけでしょうか…
布団からはなかなか出れませんが、いざ外に出るとしっかりと目が覚める日々です。
上妻歯科  こうづま歯科では、ここのところ御予約が取りにくかったり、御予約のお時間をお待たせしてしまったりする失態が続いてしまいました。
来院された患者様には大変なご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
治療完了後も定期検診にいらしていただく方が大変多く、皆様の健康維持への関心の高いことに一同驚いております。
と同時に、せっかくのその気持ちを萎えるさせることのないよう、私達のさらなる努力の必要さも痛感いたしました。

検診希望の方の診察とクリーニングをできる限りお受けできるようにするために、かねてより計画しておりました診察室の増設を決定いたしました。
 先日、その増設準備のために、診療機器のショールーム見学でお台場まで出かけてまいりました。
 歯科の診療用の椅子は、しばしば車に例えられることがあります。
ドイツ製から国産まで多種多様の椅子があり、各社にショールームがあったり、数年に一度の大規模なデンタル・ショーまであったりと…
機能やデザインまで、多種多様です。

上妻歯科  今回、私がお邪魔したのは、開院時から大変お世話になりました、株式会社モリタの金城さんの所へ。
オープンしたばかりのショールームは、おしゃれで最新の機器が所狭しと並んでおり、何より圧倒されました。
現れた金城さんは、以前の上野公園の不忍池を背景にしたショールームでお会いした時より、数段都会っぽく見えました。錯覚かな?
 部屋の寸法や図面をコンピューターに落とし、実際の大きさや、使い方によるレイアウト等をシュミレーションして、頭を突き合わ
せて考えること3時間。
スタッフの皆さんのサポートの御陰で、最適な椅子を選ぶことができました。
 モリタ独自の独創的な椅子や、ジャガーを彷彿とさせるブリティッシュグリーンの椅子、はたまたポルシェデザインの椅子まで並んだ中から選んだのは…
 設置されてからのお楽しみにしておきます。 笑)

上妻歯科  昼過ぎに始まったミーティングが終わり、外に出てみるともう日は傾き始め…
鼻の奥がツーンとする、あのキンと冷えた空気が漂いはじめ、お台場の向こう岸、ビルの海に沈む夕日がとても奇麗なコントラストを造っておりました。
オレンジからミッドナイトブルーへのグラデーションの空を眺めながら、オレンジかブラウンかはたまた青なのか…椅子の色に頭を悩ませる私だったのでした。




2008/2/08

空 あっと言う間に2月です。
 寒い寒いと思っていたら、とうとう雪が降りましたね。 珍しく積もりました。朝目覚めてカーテンを開けると庭が真っ白! 昨年はほとんど雪が降りませんでしたので、この感覚も久しぶりです。
 大人になってしまうと、電車は動いているのかな? 靴は何を履 けばいいのか? 車は走れるのかな? なんてことが先に頭を過 り、憂鬱な気持ちになるようになってしまいました。 しかしカーテンを開けて、雪を見た瞬間の子供の表情は、なんと輝 いていることか…。

一刻も早く外に飛び出したくてウズウズしている姿には、なんとも 羨ましくも、懐かしい気持ちにさせてくれます。
 
  そんな雪も残る月曜、火曜と、少し大きな治療がありました。
 昨年の開院から少し経った6月頃に相談にみえたこちらの患者様は、様々なトラブルをお持ちでした。
  数年前に多数歯の治療を受けられてから、頭痛やめまい等の様々な不定愁訴が続き、体調を崩されてきたそうです。
色々な病院にかかられても原因が解らず、歯科医に対する不信感も当然強くなっていたようです。
 現状の解明を行うには、あらゆる角度から徹底的な検査と検証をする必要があると判断しました。 そのため、まずはカウンセリングに重点を置き、色々なお話をうかがい、来院されてもほとんど問診と相談で終わる事も多々ありました。
 仮説と検証、そしてまた再評価等を繰り返し、徐々に焦点を絞り、霧を払うかの如く探っていった後に診断ができ、そして補綴治 療計画の提案に漕ぎ着けたのが昨年の11月。  およそ初めて来院されてから、5ヶ月間も診査と検証に時間をいただきました。
 多数歯の治療により顎の位置が変わってしまったことによる不快症状、そしてお顔の変化。 治療するためには、顎の位置の修正と、咬み合わせの挙上が必要 で、現状のほとんどの歯を修正せざるを得ないと判断しました。
 二度三度とやり直した診断用のワックスアップから仮歯をおこ し、仮歯の装着と同時に治療用の義歯の製作も行う計画を立てました。  計画を3日間に分け予定を組み、お願いをして技工師さんにも待機して頂きました。
 その三日間、とにかく頑張っていただいたのは患者さまです。 連日4時間もの治療時間にも耐えていただきました。初日はお豆腐 ぐらいしか食べれなかったはずです。
  しかし無事に3日目には、診断したワックスアップと寸分違わぬ 形で仮歯と仮義歯が装着されました。
  自分の誕生日の夜なのに、遅くまで義歯の製作をしてくれた技工師の石井君にも大変感謝です。ありがとうございます。

  なにはともあれ、これでやっとマイナスからゼロポジションへ 一歩進めたようです。プラスに転ずるのは、これからのリハビリ テーションの結果から。  
大変な治療を経て、二日後。その患者さまのお手製のお漬け物を頂戴いたしました。どうやら美味しく召し上がって頂けたようです。  
治療に着手するまでにこれだけお時間をいただくケースも稀なので、私にとっても非常に気合いの入った三日間でした。
 お漬けもの、美味しかったです。 




2008/1/15

空 年末年始はなんだか忙しく、慌ただしくお正月も過ぎ去ってしまい、さっそく大きな仕事に取り組む日々が続いております。
 やはり年の暮れ、そしてお正月は食べる飲むの機会が多く、いざ仕事モードにスイッチが入っても、なんだか身体が重く感じます。


毒素…ですかね(笑)
そう!たぶん毒素が原因だ。
と、ひとり勝手に理由をつけて、家族にはデトックスの為しょうがないと言い残し、背中に刺さる痛い視線に気づかぬふりして荷物をまとめ、そそくさと家を抜け出したら、一も二もなく第三京浜に。


空 いつもの七里ケ浜へ。 勝手なやる気とは裏腹に、波はとても穏やかで、いつものようにのんびりとしたムードに包まれています。
冷たい北風が時折ヒヤリとしますが、暖かい日差しが始終身体を暖めてくれるので、あまり水の冷たさも感じませんでした。 なにより、広い七里の海に入っているのは僕一人!
  波は小さくとも十分に楽しめ、今年の「波乗り初め」を済ませば、すっかり毒素が抜けきってました。
もうすぐ大寒ですが、暖かな日の陽気に当たって本を読んでいると、そんな時期とは思えぬほど。 居眠りをしつつ、変わりゆく西の空を眺めながら、久しぶりにリラックスした時間を過ごしました。


空 さぁ!明日からも頑張ろう!




2008/1/04

宇宙

新年、あけましておめでとうございます。 本年も、ますますの健康増進、最適の医療サービスの提供ができるよう、努めていきたい所存でございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ここのところ、新年を迎えるのに相応しい、良いお天気が続いていますね。
先日、日本が打ち上げた衛星「かぐや」が、月の周回軌道上から撮影した地球の姿の映像を見る機会がありました。
  漆黒の闇に浮かび上がる、真っ青の地球の姿は、手前に映っている荒涼とした月の姿とは対照的に、瑞々しく、まさに生命を感じさせる、それはそれは美しいものでした。 その雲と海の、青と白の美しいコントラストの地球の姿は、傍目にはただただ美しく見えてはいても、その実は、深刻な病に侵されているのです。
 昨年見たドキュメンタリー映画「不都合な真実」で報じられた地 球温暖化の真実。 その真偽には色々な意見もありますが、多くの地球に住む人にとって、今 地球に何が起きているのかを知る、とても良い機会になると思います。
  少しづつであっても、何か私たちにできることをしていけば、きっと将来の向かう道は僅かづつでも軌道修正できるのではないでしょうか?
  医療現場、とりわけ歯科医院では、血液や唾液による院内感染予防の観点から、非常にたくさんの使い捨て器具を使用しています。 これは清潔で安全な医療の提供のためには、非常に大切なことです。
 しかし限りある資源の保護という観点からしてみれば、消費する側の立場であることの方が多いのかもしれません。
  できることから少しづづ…。

空  今年から、院内と自宅の電池は充電式のものに全て切り替えようと思います。
 節電によるエネルギーの消費を少なくすることも大切です。しかし、年間何百本もの使い捨て電池を捨て続けることは、その製作や廃棄に使われるエネルギーをカットすることの影響のほうが大きいのではないでしょうか? まずはそこから!




2007/12/02

師走です。
師匠ではありませんが、私も走ってます。 虫歯には特にシーズンは無いはずなのですが、患者様の心には色々な心理が重なるのか、医院の年末は特に忙しい診療の日々を送っております。

空 天気の良い日であれば、朝からずっと陽が差しているので、クリニックから外に出なくても、天気を肌で感じることができます。 しかし昼休みも外に出れないと、気温は解らず、朝の出勤時から帰宅時の夜中まで半袖で過ごしているので、肌の感覚が少しおかしくなってくるようです。 少しは外に出て、外気に肌を晒さないと、このままでは抵抗力が無くなってしまいそうです。

それにしても、今日も素晴らしく快晴でしたね。時折、診療室の窓からボーッと青空を眺めては、くしゃみをしてました。 くしゃみ…。そう、上妻の家系には面白い系統があって、全員ではないのですが、日陰から突然日なたに出て太陽光を浴びると、反射的にくしゃみが出てしまうのです。 一種の瞬間的なアレルギー反応なのでしょうが、私は子供の頃からそうなのです。
しかも面白いことに、私の子供もまるっきりその遺伝を継承し、二人で歩いていて突然陽の光を浴びると、二人して同時にくしゃみが出るのです(笑。 その光景に出くわした人には、大概爆笑されます。

空 しかし、子供がくしゃみしている姿を見た時は、あー自分の血が流れてるんだなぁ…と、嬉しくもあり、そしてなんだか申し訳がないようでもあり…でも今は面白いです。
たまプラーザに開院して、今年は特に空を眺める事が多かったように思います。 開業準備をはじめた4年前に、たまプラーザ駅南口の階段を降りて、表に出た途端に「なんて空が大きな街なんだろう」そう感じたのが最初の印象でした。 今でこそ、サウステラスの高さで切られてしまいましたが、それでも広がる空の大きさは、都心にはない気持ち良さと、安らぎを感じます。 季節の変化を、空の色や雲の形、風の匂いや空気感で感じられることは、最近では貴重な事なのかもしれませんね。たまプラーザにいると、ダイレクトに肌で感じるような気がします。

空 外国の空も、その土地、その気候で様々ですね。スウェーデンの空もとても広く、深かった事をふと思い出したました。 忙しいことも何よりだ、とは良く言われるのですが、少しは空を眺めるぐらいの気持ちの余裕も作らなくては、と思う最近です。 先日、診療を受けにいらした私の叔父が、明るい診察室に入った瞬間にくしゃみをしてました。(笑 やはり、「血」なんですねぇ。




2007/12/01

いよいよ12月に入りました。 ここのところ、急に寒さが増したように感じます。
街の木々の葉もすっかり落ち、冬らしい寂しげな視界の広がりを受 けますと、空の色もなお暗く感じ、いよいよの冬の到来を感じざる を得なくなってきましたね。
そんな、身も気も小さくなってしまいそうな時、ここTMIビル ディングのオーナー宅にて催されたボジョレーヌーヴォー解禁パー ティーにご招待いただきました。 いつも楽しい催しを企画なさってくださるオーナー様には、私どものスタッフも含めて、いつも楽しませていただいております。

今年のヌーヴォーは、気候も良かったせいか、しっかりとした果実 の味が出て、来年以降のボジョレーを楽しみにできる… そうです。ソムリエの方がおっしゃってた受け売りです(笑   でも、たくさんのお料理と、樽から注いだワインとで、美味しく楽 しく時間を過ごすことができました。 その会場で、色々なワインのテイスティングをさせて頂いたソムリエの方に、面白いワインをご紹介いただきました。 フランスの著名シャトー(ラフィットかムートンか…どちらかだっ たように、かすかに覚えてますが…笑)で長年に渡って修行をされ た方が、カリフォルニアにその技術を持ち帰り、新天地で新たにワイン作りを始めたそうです。 そのワインにつけた名前が「タンデム」。

ワイン タンデム2004 タンデムとは元来一人で行うことを二人で力を合わせて楽しむことですよね。 ベストパートナーを得たこの醸造家は、ワイン作りも二人で共に 築くことを願い「タンデム」と名付け、ラベルには一台の自転車をふたりがタンデムに跨ぎ疾走している画が記されていました。
  あまり目にしたことのない名前でしたので、その逸話も面白く、つい写真を撮らせていただきました。
 世の中には様々なタンデム競技がありますが、ペア競技と違って、タンデムでは呼吸を合わせるというよりも、心を合わせると言ったほうが近いような、シンクロ感があるように思います。ワインを作るのも、そういった気概なのかもしれませんね。
 医院運営と言えば、タンデムどころか、トリオかカルテットか…、はたまたオーケストラか…。そこにいる誰もが同じ心でシンクロしていないと、最良の結果を招けないと思います。
 葡萄の木を育てるのも、人の病や心を治すのも、その結果を最良のものとする為には、並々ならぬ努力が必要なのですね。
  心地良くなった頭で、そんな事を感じた冬の宴の夜でした。




2007/11/25

開業して7ヶ月が経ちました。
あっという間でもあり、まだまだちゃんと準備が整っていないという焦りもあり…
とにかく全力で走る日々が続いております。

土日も診療しているため、連休というものが無く、しかも祝日で休診にはなりますが、ハッピーマンデーなんていうものの恩恵は一切ありません。そんな環境でもきちんと仕事をしてくれているスタッフと家族に感謝です。

しかしそんなこうづま歯科医院にも幸運の日が!
勤労感謝の日、なんと今年唯一の「金曜日」祝日。木曜日が休診の当院では初の連休です。
まさに日頃の勤労に感謝。この日ばかりは仕事モードをoffにして、あまり普段一緒に遊べない子供と妻を連れて、温泉に行ってきました。

温泉でのんびり… 妻の提案するこのコンセプトを了承したにもかかわらず、車の屋根にはロングボードがちゃっかりと括られ、呆れ顔の家族を尻目にいざ出発。目的地は当然ながら海の近くの温泉です(笑)

長いドライブの末、到着した宿の露天風呂で芯まで溶けきり、部屋に戻って幸福な気分で柿ピーをつまんでいると…

あっ、

この形は…

歯……ですよね。この形…。

あぁ…、こんな温泉にまで来ても、歯がついてくる。。。なんて(笑)
面白い形の柿ピーでした。
当然、まっさきに食べて、亡き者にしましたが。

何はともあれ、リフレッシュした小旅行でした!




2007/11/10

夏の暑さが一段落してきたかと思えば、いきなり寒風が吹いたり、また暑い日があったりと、なかなか秋らしい日が来ませんね。

そんな影響なのか、木々の色づきはまさに加速的に進み、一瞬ではありましたが、見事に葉が色づく日がありました。
特に銀杏の濃い黄色の葉は、落ちてもまるで絨毯のように道を彩り、わざと葉溜まりの上を歩きたくなるような、ふわふわと足取りの気持ち良い散歩を楽しむことができました。

子供の幼稚園では、黄色の銀杏や紅葉の葉の下で、元気に跳ねる水色帽子さんが、ちょっと肌寒い風などなんのそのの勢いで楽しい歓声を上げていました。
大人はついついポケットに手を入れ、小刻みに身体を揺するような曇り空でも、子供には関係ないようで、なんだか羨ましいやらなんやら…。
見習わないとなりませんね。

徳植内科の徳植先生に伺いましたが、この時期インフルエンザがもう既に流行り始めたようです。
昨年は子供が幼稚園から御丁寧に頂いてきたウィルスが妻に感染し、さらに強力になって私に入ってきたため、身動きできない程の感染に見舞われました。
今年こそは予防接種をしなければ!と思いつつ、なかなか接種をしに行けません。
スタッフは既に接種済み。聞けば妻と子供もいつのまにか昼休みに注射してきたと!
メディカルモールに勤めていながら、注射も受けに行けないとは… 笑われてしまいますね。

手洗い、うがいを励行し、今年こそ風邪をひかない冬に準備していきたいと思います。




2007/9/20

初夏の頃、中野で診察していた患者様が、お住まいの中野からたまプラーザまで診察を受けにいらしていただきました。

なんと自転車で!

約一時間で来れたそうです。電車を乗り継いでも1時間かかりますので、驚異的な早さですよね!

もっともこの患者様は、趣味でトライアスロンをされている屈強な方。とても40代とは思えぬ鍛えられた肉体に、いつも自分の身を恥じるばかりです。その方の影響もあってか、最近自転車によく乗るようになりました。

以前は子供の送り迎え用の、前と後ろに子供用の椅子のついた、いわゆるママ(パパ?)チャリを、多少恥じらいを感じながら漕いでいました。
先日、ひょんなことからツーリングバイクを手に入れ、今までのパパチャリとは次元の違うことにびっくり。腰の高さや姿勢の楽さもさることながら、登り坂であっても、サドルからお尻を上げることなく登っていけるその機能に、やっぱりハマってしまいました。

天気の良いお休みの日には、世田谷や目黒あたり、そして二子玉川から多摩川ベリをどんどんと上流に登っていったり、時には河原で昼寝をしたり、…
車とは違う、好きなところにスイーっと行けて、好きなところに停めてのんびりできる所がとても楽しいです。
自転車ってこんなに楽しいものだったっけ? 大人になってからの自転車ライフは、新しい発見がたくさんです!

そういえば、先日のスウェーデンも自転車大国でした。もちろん自転車に対する配慮も充実。

街全体が公園みたいな国なので、移動手段というよりも、サイクリングの延長上のような風情でした。
もっとも夏だったから、そう感じたのでしょうね。

世界的なエコ環境整備の視点では、移動手段としての自転車は、最近もっとも注目されているようです。
パリでは、色々な場所に公共の自転車ステーションが配備され、登録を行えばどこからでも自由に自転車を利用でき、大変な人気のようです。

排気ガスを一切出さない(出るのは脂肪燃焼時の荒い呼吸だけ!)、環境にも健康にも良い自転車、結構いいですよ。

調子に乗ってたまプラーザまで何度か自転車で通勤しました。
梶ヶ谷と鷺沼の山越え、そして最後のたまプラーザの心臓破りの峠越えは…

正直、キツいです…  (笑)




2007/9/9

まだまだ暑い日が続きますね。
例年の事ながら、「今年は異常」という言葉がついつい口から漏れてきてしまいます。

8月の夏の最中には、医院の空調トラブルに見舞われ、まったくエアコンの効かない日が数日ありました。
私も患者さんも、玉のような大汗をかきながらの診療もあり…皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

ご存知の方も多いかとは思いますが、こうづま歯科医院は、医院の総壁面の50%がガラスなのです。
日差しの強い日には、まるでサンルームの様相を呈し、植物にとっては快適なようですが、我々には少々暑さが厳しいようです。
しかし空調が効かない程度で、舌が出るほど参ってしまう自分の体力にも不甲斐なさも感じてしまいます。この炎天下の下で仕事をしている方は沢山いらっしゃいますから…。

先日のスウェーデン研修では、日本ではあまり見る事のできない施設も視察することができました。
Mun-ho centerというその施設は、入り江の続く美しい海岸に沿った橋続きの島にあり、日本であればリゾート地のような、木々とプライベートなビーチに囲まれた、自然の美しさ溢れる静かな場所にありました。

そこは、障害を持った方の、口腔機能のリハビリテーションのみに目的を持った施設なのです。
障害を持った方とその家族が宿泊し、安心して口腔機能の改善に集中できるように整えられたその施設は、おおよそ、その目的を想像するのには難しいほど、医療施設とは思えない外観と環境でした。

広大な敷地には美しい芝生が広がり、プライベートビーチやカヤック乗り場、サウナや車椅子のまま海水浴ができるリフトまであり、そんな充実した設備のなかで、歯科診療用の椅子はわずか一脚。たった一つの個室があるだけなのです。

そこでは主に障害を持った方の、閉鎖がしにくくなってしまったお口を閉じる訓練などが行われ、その結果、そういったハンディキャップがある方の一般社会への自立支援に繋げていくそうです。

実際に、そこのセンターで機能訓練を受けられ、現在はセンターのお手伝いをされている方とお会いしました。確かに会話には、まだ発音しにくいところがあるようでしたが、施設のお掃除や、イベントの準備をされているその姿を一見するとハンディキャップがあるなんて全く思えませんでした。
口を閉じるという動作が、顔の表情筋群への活発な刺激となり、意思を示す表情を豊かに表現できるようになり、また、口腔内の衛生環境も整え、動作が不自由であっても虫歯を予防する事ができるそうです。
そして何より、口を閉じていられることは、患者さんの自信となり、より全身の様々な機能の向上が望めることにとても驚きました。

私の知識が浅いが故に、日本にもこのような施設があるのかは存じませんが、口腔の保全先進国ならではの考えと充実した環境にただただ感嘆し続ける日となりました。
見学の最後に最も驚いたことが、これだけの充実した設備、機材、スタッフを揃えたこの施設の運営は、全て寄付のみで成されていると言う事実。国の運営ではないそうです。

さすが、健康の先進国です。厚く生きるということの真意を知る、とても良い時間でした。

それにしても、動作の不自由な方の為に創意工夫を凝らした歯ブラシや補助器具であっても、デザインを忘れないところが北欧的ですね。(笑)




2007/8/26

夏のスウェーデンに行ってきました。
8月のスウェーデン南部は、日本の初秋のような気候で日中は柔らかな日差しが暖かく、少し日を浴びると汗ばむような陽気で、運河沿いで日なたぼっこをするのにはもってこいなのですが、いったん日が陰り始めると、上着を一枚羽織らないといられない肌寒さでした。
と言っても日が沈むのは夜の10時を過ぎてからやっと…。
白夜の現地では、長い長い昼間が一日を充実させてくれました。
今回の研修は、歯科先進国スェーデンにおける予防歯科の実態を、イエテボリ大学カリオロジー科にて学ぶことが大きな目的でした。
また、私と同じ一般開業医の歯科クリニックの見学もさせていただき、予防先進国と言われる国における一般地域の町医者では、いったいどのような診療が行われているのかを視察することも、大きな楽しみの一つでした。

王立イエテボリ大学は、世界中の歯科医療従事者でその名を知らぬ者はいないと言える大学です。
歯周病の大家ヤン・リンデ先生、インプラント治療の創始者ブローネンマルク先生を始め、現在も世界の歯科治療の最先端を次々に創出しており、たくさんの先生方が多くのものを学ぶ為に訪れる場所です。
カリオロジーとは所謂「虫歯学」。
インプラントや審美修復の分野に比べると、やや地味な学問かもしれませんね(笑)
私たち歯科医療従事者にとって、虫歯は排除すべきものであり、「敵」とも言えるかもしれません。
敵を倒すには、まずは敵をよく知ることから。むやみに削るのではなく、その相手の実態を良く知ることも大切な事だと思ったのです。
今回、ご教授をお願いした先生は、カリオロジー科教授の先生と、助教授のピーター・レングストローム先生です。
一昨年のアワードを受賞されたほどの先生に、机を合わせて少人数でご教授いただける機会は、なかなかあるものではなかったのではないでしょうか。
それだけに、内容も筆舌し難いほど素晴らしく、落ちる鱗はもう無いよ、と思うほど目から鱗が落ちました。
虫歯をさらに知ることで、その予防の方法にも確実さが増したように思います。
また詳細は、追って御報告していきますね。」




2007/8/6

オーガスタ ようやく梅雨も明け、やっと青空が眺められるようになってきましたね。
待っていたかのように、セミの合唱にも力がこもっているように感じます。
診療室の植物達も、本当にびっくりするほどに元気に新芽が出ております。
写真はカウンセリングルームのオーガスタなのですが、クルクルと巻かれて出てきた新しい葉がパッと開いた瞬間でした。
まるで誰かが描いたようなグラデーションですが、天然の葉の色なのです。とても綺麗で、生命感にあふれておりました。
いよいよ夏本番といったところですね。

スタッフ 随分と久しぶりのコラム更新となってしまいました。

7月で開業3ヶ月を無事に迎えることができました。
ちょうどこの3ヶ月目を境に、色々と新たな展開をしておりまして、なかなか落ち着くことはできませんでした。
矯正治療やインプラント治療も準備が整い、7・8月とオペが続いておりまして、連日の終電帰宅記録も更新してしまっています(苦笑
でもようやく診療体制が整い、治療計画のプランニングにも熱ガ入ります。無理をするなと言われるのですが、ついつい…。
ホドホドにします^^;)

診療室 先日、久しぶりにコンセプトノートを開きました。このノートには、開業する3年ほど前から、自分の医院のコンセプトになるようなトピックを書き溜めてあります。
あらためてノートを眺めておりますと、実現できたこと・実践できていること、またはいまだ実現できていないこと、不満足なことがとてもよく見えてきました。

前述いたしましたように3ヶ月目を境に新たなステージに進みましたが、反面、足場の見直しというか地盤固めと言いますか、もう一度俯瞰的に自分の医院を見直す良い時期なのだと感じております。
学術的な部分での補填も必要を感じております。アメリカ発の最先端技術の習得も大切なことですが、もう一度基礎を見つめなおすべきかなと…。

ということで今年の夏休みは、世界でもっとも虫歯や歯周病の「予防」先進国であるスウェーデン、イエティボリ大学にて、カリオロジー(虫歯学)と、キシリトールなどが有名ですが北欧的な予防手段についてたくさん勉強してきたいと思います。
お休みとは言えなくなりそうですが、きっと新たな発見と感動を得ることが出来ると、今からとても楽しみです!

…といっても出発までわずかにあと数週間後、あっという間です。それまでに片付けておく仕事のことを考えると…
まだまだ早くは帰れそうにないですね^^;)

百合の花 沢山の患者様に御来院をいただいておりますが、現段階の当医院の設備では、皆様のご希望にあう時間での予約がなかなか難しくなってきてしまいました。
ですので、夏過ぎには診療室を一つ増設することといたしました。
できるだけ多くの患者さんのご希望に沿う診療を提供できるよう、努めたいと思います。 そしてそれにともない、新しい仲間も募集していきます。
秋にはより一層の安心を提供していたいですね。 これも頑張ります!


患者様から頂きましたユリの花が満開になりました。診療室1はいつも花の香りでいっぱいになってます。 ありがとうございました!」





2007/7/10

私は映画を見るのが好きなのですが、先日、ちょっとショックを受ける映画を見ました。

「ダーウィンの悪夢」というアフリカ・タンザニアを舞台としたドキュメンタリー映画です。
数々の映画大賞を受賞し、アカデミーのドキュメンタリー部門にもノミネートされた作品で、今年かなりの話題となったこの映画を知る方は多いと思います。

タンザニアに、多種多様の生物の棲んでいたヴィクトリア湖という巨大な湖があります。たくさんの生物の宝庫であることから、「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていたそうです。
今から50年ほど前、実験的なささいな試みから、ナイルパーチという外来魚が放たれました。この超巨大な肉食の魚は、もともと生息していた魚の多くを補食しながら、どんどんと増え、湖の生体系を大きく変えてしまったそうです。
ここまでの話であれば、品種は違いますが、日本でも霞ヶ浦などでも取り上げられる話題です。

このタンザニアの湖畔の町には、増殖したナイルパーチによる一大魚産業が誕生し、周辺地域の経済は潤いました。
この巨大な魚は、解体され、多くの食用の肉となります。その切り身を輸出する産業に火がついたのです。
EUは、胸を張ってこの一大産業のインフラを整えたと宣言しています。確かに、一部の漁業経営者や政府にとっては利益を生み出したのだと思います。

しかしその一方で、ナイルパーチは高級輸出品のため、地元の人の手に届くことは無く、住民達は、切り身にされ、肉を取りきったあとに残った頭とあらを奪いあうようにして、貧困をしのいでいるのです。
ナイルパーチの増殖による湖の環境悪化、それによる従来からの漁業の崩壊、そして貧困、ドラッグやストリートチルドレン、様々な人の流入により、売春、エイズ等の伝染病の拡散等、まさに悪夢のような悲劇が次々に生み出されているのです。

たった数人の人間が、たった数匹の魚を放っただけの事、そんな些細な事が、これほどまでの環境の変化を生み出すとは、だれにも想像できなかったことだと思います。

そして、そんな悪夢のような背景を尻目に、加工され、地元の人の手に届かないような高級な魚として、荷積みされた飛行機の行く先は…
私たち日本の食卓だったのです。

ドキュメンタリー映画には、相対する大きな効果があると思います。
一つは小さなトピックを誇大するような効果。
そしてもう一つは事実を事実として捉える伝搬効果。

この映画にも賛否両論、多々あると思います。事実をねじ曲げた、誇大な内容であるとも報じられています。
しかし私は、後者の効果、事実を事実として受け止めます。この映画の吹き出しに、「これは遠い世界の話ではない、現実である」と書かれてありました。

私達は、多くの「現実」を知るべきなのだと思うのです。





2007/6/21

 梅雨入り…しましたよね? 連日真夏並みの暑さが続いておりますと、今がいったい何月なのか解らなくなってしまいそうです。

 紫陽花は咲けど、雨降らず…。 カンカン照りの陽を浴びている姿は、鮮やかですがちょっと気の毒ですね。

 蒸し蒸しと暑く感じていても、建物に入ると冷え冷えと空調が効いていたり、昼間は薄着で過ごせても、夜には一枚羽織るほど涼しかったりと、体温調整が難しい時期です。 夏風邪が流行りだしているそうですから、皆様も十分お気をつけください。

  さて、6月の17日は「父の日」でしたね。その父の日に合わせてか、先日 幼稚園で父親参観がありました。  普段はなかなか園での様子を見ることもありませんので、元気に外で遊ぶ姿や、大きな声でお歌を歌っている姿を見ることができて、毎年のことながら子供の成長に驚嘆し、そしてとても嬉しかったです。
 父の日のサプライズのプレゼントはニコニコ顔の粘土細工でした。 受け取って手にしてみると、最近、こんなにニコニコ顔で子供と接してきてたかなぁ?仕事の忙しさに感けていつもカリカリ小言を言ってなかったっけなぁ…なんて自己反省の念に押され、軽いはずの粘土細工も、とても重みを感じてしまいました。最近笑顔が少ないかな?と反省しています。

 開院して、二ヶ月。お子様の来院がとても多くなったなと感じております。  私は診察に入るまでのあいだに子供たちとお話をするのが好きなのですが、聞くと子供たちも結構多忙のようです。  幼稚園や学校はもちろん、プールやサッカーにラグビー、塾に習い事、妹や弟のお迎えまで! みんなよく頑張ってます。
 今日も夕方の診療では、治療を受けながら眠ってしまっている子供が続々。

 その子供たちの診察も終わり、保護者の方へ説明をしに待合室に向かうと、待合のソファーでこんどは保護者の方がグッスリ…。  みなさん、疲れが溜まっている様子ですね…。 ただでさえ疲れる歯科の診察を受けて帰ったら、きっとバタンキューなのでしょう。

 体調管理もそうですが、お子様と一緒に笑顔でいられる時間の管理も大切になってきそうです。  子供たちの成長は、それこそ一瞬一瞬がアッという間です。その瞬間の素晴らしい輝きを、子供と共に共感していたいと思います。

 5歳のムスメが「世田谷アートフリマ」という催しで一人で作ったフラワーアレンジを目の前にして、父として子供と共に過ごせる時間の大切さを痛感し、そしてその成長のあまりの早さにちょっぴり寂しさも感じつつも、たくさんの嬉しいを感じることができた「父の日」ウィークでした。





2007/6/12

紫陽花  ここ最近、落ち着かないお天気が続いておりますね。 朝は晴天だったのに午後には大雨だったり、午前中なのに真っ暗になるほどの雷雨だったかと思えば、午後には抜けるような青空が広がっていたりとか…。  もうすぐ梅雨入り間近の季節の変わり目だからなのでしょうか、それにしても読めない空模様です。

 しかし紫陽花はすっかりと自分達の季節が来る準備が整っているようで、クリニックの向かいに咲いた紫陽花経達は一際鮮やかに色づいておりました。  植物達にとっては一年のうちでもっとも恵みの多い季節です。クリニックの中の植物達も、外の仲間に負けじと大きく茂り、すくすくと育ってきました。  私達にとっては、蒸し暑く過ごしにくい日々ガ続きそうですが、あっという間にやってくる暑い夏の日を前に、しばし休息の時期となると良いですね。

医院の外の植え込み  さて、この時期は、多くの学校や会社で歯科検診が行われております。当院にも検診を受けて虫歯や歯並びの指摘を受けた子供達が、ピンクの用紙を片手にたくさんいらっしゃいました。
  どれどれとお口の中を覗いてみると、子供達は皆よーくお手入れができています! 確かに虫歯はあるのですが、1・2本軽度の虫歯がある程度。  きっと日頃から保護者の方がしっかりとケアされているのでしょう、みんな歯ブラシも上手にできていました。

  実は日本の子供達のう蝕(虫歯)指数は、先進諸国の中ではワーストに近いほど、非常に悪い指数が続いております。我々アジア人種の骨格や歯並びに拠るところもあるのですが、それにしても虫歯は多いのです。

しかし最近の子供たちの傾向を見ていると、徐々にではありますが、その指数も良くなっていくだろうと確信できる気がしてまいります。 虫歯や歯周病の無いお口の貴重さを、みな認識してきていただけているようです。 我々にとっても非常に嬉しいことだと思います。

院内の観葉植物 「病気を治すためだけの歯科医院ではなく、病気にしないための歯科医院でありたい。」 私が開院するにあたり一番提唱してきた言葉なのですが、自信を持ってそのコンセプトを実践していけそうに感じました。 フッ素やクリーニング、または歯列矯正やインプラントなど様々な方法をもって、病気にしない・病気を拡大しない身体にしていくお手伝いをさせていただこうと思いました。

  子供たちに限らず、成人の方であってもしかりです。生物にとっての恵みの季節となるこの時期に、今一度自分の身体を振り返って見てみるのも良いかもしれませんね。

  かく言う私も、そろそろ振り返って見てみる時期なのかもしれません…。 「医者の不養生」…耳の痛い言葉です。





2007/5/28

フラ  ここ数日、暑さが厳しいですね。軒並み7月上旬の気温だそうです。  ラニーニャ現象の影響らしく、今年は暑い夏となるようです。
 なんだか年々気象が変化していて、以前のように四季の微妙な変化を五感で感じる暇など無いほど、寒いか暑いの両極端になってきてしまったように感じます。
 そんな地球規模の変化の影響か、はしかに始まり様々な流行病が蔓延しています。
 暑さも手伝い、ちょうど色々な疲れも身体にでてくるこの時期は、普段以上に体調管理に気をつけたいですね。そして環境への配慮も忘れずに、自分達の手で傷つけてしまった地球へのいたわりも、心がけたいと思います。

 さて先日、ご縁があって二年に一度の「Hula」の発表会を見にいってきました。
 「Hula」は、ご存知Hawaiiの伝統的な舞踊です。地や天の神への感謝の気持ちや、古来よりの物語り等を踊りとして表現されています。
 私もHawaiiは大好きな場所の一つで、現地でも度々Hulaは拝見しておりました。
 ひとえに「Hula」と言っても、非常に美しく柔らかい女性的な表現の仕方もあれば、力強く興奮が伝わってくる男性的な踊りもあり、また大勢の方が見事に揃ったラインの移動があったりと、見ていてとても楽しくて、そしてその豊かな表現力に感動しました!
  印象的だったのは、踊られている全ての方の笑顔がとっても素敵だったことです。  神様への畏敬の念を踊りに表すことは、バリ島やポリネシアンの島々をはじめ、各国様々に存在します。でも「Hula」の特異的なところは、心から楽しみながら踊っていることではないでしょうか。 指先の関節の先まで神経を尖らせながら笑顔でいることは、なみなみならぬ集中力が必要なのでしょう。
 でも楽しいと思えるのだからこそ、自然と笑顔が出てくるのでしょうね。 Keikiと表される子供達から大人の女性まで、舞台の上には輝かしい笑顔がたくさんこぼれていました。
 まさにこの光景こそ、私の理想とする 「Natural Beauty、Natural Smile!!」 そのものなんだろうな…と思いました。  自然であること・自然体でいられること、また自然の中に身を置くことで得られる感覚を大切にすること。これは私が常日頃モットーにしていることです。

自然体でいることの美しさは、今は亡き「レラ・サン」の生き方にとても多くの感銘をうけました。
 私がよく「島」に旅行に行くのも、こういったナチュラルな感覚を最も多く感じることができるからなんだと思います。


 「Hula」を拝見させていただいて、内側から溢れる笑顔の素敵さを実感し、同時に私の仕事の持つ責任の重大さも痛感いたしました。
 自然体でいられるためには、出来る限りもって生まれた自分の身体を大切にすることでもあり、私達の出来ることは、その健康を維持するサポートに尽力を尽くし、一人でも多くの方に健康的な白く美しい自然な笑顔を提供することなんだと…。
 気の緩みがちなこの時期、歯科医療人としての自覚を再確認させていただけた、良い機会に恵まれました!





2007/5/07

グレゴリー コルベール1  最終日こそ雨に降られましたが、長いGWの後半はお天気にも恵まれ、絶好のお出かけ日和となりましたね!
 こうづま歯科医院もおかげさまで無事に一ヶ月を過ぎ、初の月末と月始を迎えました。

 医療機関では月の始まりは忙しく、前月の診療内容を全てチェックして書類を製作する、いわゆるレセプト製作作業を行わなくてはなりません。  私も開業後 初のレセプト作業を迎えるため、様々なトラブルが待ち受けていることを想定し、GW後半の祝日は全て予定を入れずにスタンバイをしておりました。
 1日の朝から早速作業に取り掛かったのですが、診療の傍らで事務仕事をするのは至難の業……かと思っていたのですが、現代のコンピュータ君の仕事の速さと、優秀なスタッフのバックアップと、強力なサポーターの方の援護を受け、あれよあれよという間に作業終了。夕方には通常業務になっておりました。
 思わぬ早さで重要な仕事が完了してしまったため拍子抜けしてしまいましたが、おかげさまで予定の空いた祝日を迎えることができました。

グレゴリー コルベール2  日頃、なかなか一緒に過ごすことのできない家族との時間を過ごすため、早速出かけるプランを練ったのですが、かねてより行きたかった場所が一つだけあり、我がままを言わせてもらい、車を走らせました。
 以前からずっと気になっていた写真家のグレゴリー・コルべールさんの写真展がやっと日本で公開されるとあって、お台場に新設されたノマディック美術館に行ってきました。
 ノマド=旅人と訳されるように旅を続けるこの美術館はNY・そしてサンタモニカを経て、やっと日本に到着したのです。
  その姿はまさに旅人のごとく、世界中に運ばれている「コンテナ」を積み重ね、テントのように布で覆われているという、鮮烈な外観でした。

  数年前に何かの雑誌で見たコルベール氏の写真、たった一点のみの掲載でしたが目を奪われてページがめくれなくなる程強烈なインパクトがありました。
 「ashes and snow」と題されたこの写真展は、そのコルベール氏の写真が目白押しとあって、是が非でも行きたかったのです。
 一切の合成写真処理やデジタル加工をされていない、生の写真達…。 窒息してしまいそうなほど、息を呑む作品ばかりでした。
 人間と動物。彼のほとんどの代表作の被写体はこれだけです。
 そしてこの写真展には面白いことに一切の「言葉」が存在しないのです。言葉が必要では無いのですね。
 作品を鑑賞し終えて、色々なことを考えさせられました。我々人間が、動物から人間になったのは「言葉」や「文字」・「数字」を得たからなのでしょう。そうして「言葉」から文化が生じ、「文字」や「数字」から文明が生まれたんだと私は思います。その文化や文明が生まれたおかげで、我々人間は快適に(住み良いように)暮らせるようになったのです。もちろん歯科の医療もその一つです。
 しかし便利になったその反面、我々人間はその文化や文明によって、生まなくても良いものも沢山生み出してしまいました。競争や強欲、憎しみや争い、エゴや欺瞞もそうなのかもしれません。
 その結果、私達は私達人間の手で、住みにくい環境を今も作り続けているように感じます。
 グレゴリー氏の作品には、「言葉」は必要ではありません。
  その作品には、人間が「言葉」を発する以前の一つの「動物」としての美しさが表れているように感じました。そこには言葉の定義も必要としない、「ココロ」が描写されていたと思います。

 写真展における写真の作品には、撮影した人の目を通して、撮影者の心がそのまま描写されます。  この写真展にも全点にわたり、多くのココロが手にとるように生生しく感じられ、全てを見終えた後には、ぐったりと、でも鳥肌が立つほどの鋭いインパクトが残りました。
 私の拙い表現力では、とても表すことのできない強烈な印象でしたが、あらためて写真集を手にとって眺めてみると、一つ一つの作品の暖かみが伝わってきました。

  こうづま歯科医院の待合室にも写真集を設置しました。どうぞご覧になってください。
 美術館を出て、あまりの印象に雷にでも打たれたかのように呆然としていると、「パパ、温泉は?」とのムスメの一言…。
 あぁそうか…とその後「大江戸温泉村」へと直行。先ほどまでの厳粛なる気持ちもどこへやら、浴衣で射的・温泉と、お江戸の縁日を堪能してまいりました。
 刺激的な休日となりました!





2007/4/28

 オープンして2週間を過ぎ、まだまだ慌しくも、ようやく歯科医院らしくなってまいりました。
頂戴した花達も、待合室でその華麗な姿を存分に披露し、徐々に役目を終えていってくれました。 少しさびしくなってきましたが、今度は観葉植物の葉が光を浴びてグングンと勢いを増しております。

診察室の窓から見える、外の植樹の新緑と、院内の葉の緑が相まって、とても生命感を感じております。 受付の横にデンと構えた「ネムの木」がいるのですが、名前の由来は知らないのですが、文字どおり夜になると葉を閉じて眠るのです。 可愛いもので、光を浴びてる葉は夜更かしをするのですが、影の葉は早々に寝てしまいます。

診療が終わって照明を落とすと、あっという間に葉を閉じてお休みモードに入るのです。 朝はちょっと寝坊すけ気味で、ブラインドを下ろしているためか、なかなか葉を開きません。
しかし寝ている子供を起こすのと同じ要領でカーテンを開けて光を浴びせると、元気よく葉を開いてくれるのです。 この木は面白いですねー。なんだか人間みたいで、よくスタッフはネムの木に話かけてます。 受付スタッフと共に、皆様の御来院をおもてなししております。 さて先日、患者様番号がめでたく100番を迎えました。
  その100番を取得されたのは18才の明るく元気な女の子でした。 小さい頃からきちんとお口のケアをお母様から指導されていたのか、ほとんど大きな虫歯もなく、一部治す程度の綺麗なお口の中でした。 100番記念にリカルデント・ガムと、これもリカルデント配合のMIペーストをプレゼントしました。ご家族皆さんで使っていただけると嬉しいです。
最近注目のこのリカルデント、この成分は牛乳から抽出された天然の乳たんぱく分解物(CPPーACP)なのです。 このCPP−ACPが歯にとってどんなメリットがあるかというと、豊富に含まれるリン酸とカルシウムによって、荒れた歯の表面を再修復してくれるのです。その効果はキシリトールの数倍とも言われております。また、その抗酸化作用により歯を虫歯にしにくくし、豊富なミネラルによって歯をみずみずしく潤い、守ってくれる優れものなのです。

私達が歯をお掃除した後は、雑菌や汚れた粘着皮膜(バイオフィルム)と共に健康な歯の皮膜も一時的に取れてしまいます。 もちろん唾液に含まれるアパタイトなどの成分により、歯の表面に唾液が触れた直後に修復はされるのですが、リカルデントはその修復能力が数段優れているので、お掃除後のコーティングにはとても威力を発揮します。
  不要なものを除去したあとは、天然ミネラル豊富な素材でパックする… なんだかエステのスキンケアのようですが、「歯のパック」といっても良いでしょう。
  フッ素と並んで今後のこうづま歯科の予防の中心となってきそうです。 もちろん100番の彼女にも、しっかりパックさせていただきました!  これからも歯医者の手が加えられることのない健康的なお口を維持していっていただきたいものです!





2007/4/17

 皆様のおかげをもちまして、4月9日 月曜 大安 に 「こうづま歯科医院」を無事にオープンすることができました! 本当にありがとうございました!
実は今回のコラムは開院から数日たって書いております。その理由は、まさに烈火の如きの開院の忙しさに翻弄され、夜半に帰宅するもパソコンにたどり着く前に、気絶するかのように眠りに吸い込まれてしまっていたからなのです。
  手前どもの不手際で、お越しいただいた患者様にはいささかご迷惑をおかけいたしたかと思います。 私どももだんだんとペースが掴めてまいりまして、皆様の診療を落ち着いて拝見させていただく準備も整ってまいりました。至らぬ点も多々あるかとは存じますが、どうかご容赦いただけますよう、この場をお借りしてお願い申し上げます。

  このメディカルモール・たまプラーザに開院させていただく準備をはじめて、実はもう3年近くになりました。 驚くほど ひょんなきっかけから生まれたこの歯科医院・開業話の「卵」は,この数年という時間のなかで、これもまた驚くほどたくさんの人達の手にかけられ順調に育ち、
  そしてたくさんの人に見守られ、殻を破り、やっと生まれることができたのです。   決して私一人では、ここまで育て上げることはできず、もしかしたら途中で成長が止まってしまっていたかもしれません。
  少し振り返ってみると、なんでもないような人と人との繋がりが、とても大切な「思い」や「元気」、「やりがい」を与えてくれたのだと思っております。
  私は、このような色々な方の「思い」が詰まったクリニックから生まれるものは、やっぱり「人」と「人」から生まれる本当の意味での「コミュニケーション」であって欲しいと思っております。
  こうづま歯科医院のロゴに、漢字の「人」の文字が入っているのは、そういう意味を込めたからなのです。
  たまに(?)行く、ビストロには、いつの間にか大切な仲間達ができました。私の医院の雰囲気作りや設計にもたくさんのインスピレーションを与えてもくれました。愉快な人の脈もいただきました。
  家族や親類、以前からずっと拝見させていただいております患者様方、同級生達から先輩・後輩、そしてもちろん多くの友人達やそのまた友人、はたまたそのまた友人まで!
  色んな繋がりに、たくさんのエネルギーを頂いてきたと思います。   またもこの場をお借りしまして、一言御礼申し上げたいと思います。   私は自分を見失わず、精一杯 「人」 のためのクリニックを築いていきます。 本当にありがとうございました。 そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。 少々、始まりには重い内容のコラムとなってしまいましたが、最初が肝心!   「初心忘れるべからず!」
  しっかりと肝に銘じて、スタートしたいと思います。